こんにちは、小さな会社の経営者の嫁をしております。
私は相手に対してお願いしたり、して欲しいことがあったりする時に、「思うように動いてくれない」と悩んでしまうことがありました。
自分がいっぱいいっぱいだったりすると、「私ばっかり」とイライラしてしまう事も…。
強い口調で、「○○をやってよ!!」となってしまいます。
そんな状況では当然言われた方も気分は良くありませんから、喧嘩やトラブルに発展してしまうことがあります。
できればそんなことは避けたいです。
普段使っている話し方が「Youメッセージ」になっていると、このようなことが起こりやすいです。なので話し方を「Iメッセージ」に変えてみることにしました。
ところで「Iメッセージ」って何?ってとこですが、これは心理学や、コミュニケーションスキルについて勉強している方なら恐らくご存知な方も多いと思います。
様々な人間関係、夫婦、上司と部下、親子など色々なところで役に立つ「Iメッセージ」についてお話しします。
I メッセージとYouメッセージ
「Youメッセージ」は、「あなた」が主体となるメッセージ。
「Iメッセージ」は、「私」が主体となるメッセージ。
例えば、夫婦共働きで家事の負担が女性側に多く、女性が「いつも自分ばかり」と感じているようなケース。
「私だって疲れているのに、なんで私ばっかり。あなたも家のことやってよ!」というのはYouメッセージです。
これを聞いた相手(夫?)は責められたり、命令されたような気分になりいい気分にはなれません。
これをIメッセージで言い直すと、「私も疲れているし、早く休みたいな…、少し手伝ってくれると助かるんだけどな…」となります。
この違いですが、Iメッセージはあくまで自分の気持ちを述べただけです。手伝うかどうかの選択肢が相手に残ります。すぐに相手は行動に移さないかもしれませんが気持ちは伝わりやすくなります。
主語を「私」つまり「I」におくことで攻撃的にならず、メッセージを受け取った相手も受け入れやすくなるので、結果行動の変化を促すことなります。
私も夫に何かをお願いする時、「今これやっているから、そっちをやっておいてくれると助かるんだけど…」なんて言い方をするようにしています。
確かに、すんなりと動いてくれることが多いです。
子供に対してIメッセージ
我が子は小学4年生です。ギャングエイジと言って反抗期の始まりの時期です。子供だって一人の人間なので、いつまでも親の言うことを素直には聞きません。
今までは頭ごなしに言いつけていたこともありましたが、もう通用しません。
例えば、「ゲームばかりして何もしてないけど、大丈夫なの?宿題やりなさい!」は、全く効果がありませんでした。
Iメッセージに置き換え、「早く宿題を終わらせた方が、ゆっくり遊べて楽しいと思うけどな…。ママは心配なんだよ。」と言ってみます。
子供にも意思があるんです。なので、子供の行動、やりたいことを認めつつも、宿題も終わらせて欲しいと言う親の気持ちを伝えます。
じゃあすぐに変わるかと言ったらそうではありませんが、子供もとりあえず、こちらの話を聞いてくれるようになりました。
部下に対してIメッセージ
仕事において、部下に対して命令をするのは当たり前ではあるけれど、人間である以上命令されて動くのは、やはり抵抗があるものです。
命令で人を動かそうとするより、自分から考えて動いてくれるようになってくれたら一番いいですよね?
「○○をしておいてくれると助かるんだ、こちらとしても早めに対処したいと思っているから」
「私はこの仕事をやるので、君にはこちらを頼みたい」
というように自分の気持ちを「Iメッセージ」として伝えます。相手も、「自分は認めてもらっている」と感じやすいのでは?
強い口調で言っても相手が変わらないようであれば、この「Iメッセージ」を使ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
自分の気持ちを「私」を主語にして伝えるだけの「Iメッセージ」。相手を責めることはありません。相手次第の選択肢が残されています。
それなのに、発信者のために動きたくなるのが「Iメッセージ」の効果です。
自分に置き換えて考えてみれば確かに思い当たることばかりです。
ポイントは「相手のことも認め受け入れる」ってことなのかな?と思うのです。そうです「愛」ですね。
「 I 」(愛)のメッセージですね!