こんにちは、経営者の嫁をしております。
本日は私の夫(社長)の友人、「サラリーマンS」と、同じく夫の友人の「調理器具職人Y」が、タッグを組んでサイドビジネスを始めたお話を紹介します。
【サラリーマンS】
大手企業のサラリーマン 年齢47歳(役職あり)
いずれ会社を辞めた時のため、不労所得を得たいと考えている
【職人Y】
調理器具を扱う職人 年齢47歳
問屋以外の販売経路を確保したい、海外向けにも販売したいがやり方がわからない
会社設立
サラリーマンSはすでに東京都内にマンションを購入して、家賃収入を得ていました。
Sは副業だけでなく複業も目指していたので、互いに友人同士であるサラリーマンSが職人Yに話を持ちかけ、「Yの作る商品をネットで直接売ろう!」と新しい会社を立ち上げました。
サラリーマンSはもともと持っていた人脈や知識から、会社の登記、H Pの作成、宣伝、パッケージデザインなど、物を作る以外のほとんどを担当しました。
軌道に乗れば、Sは販売管理をするだけで、収入が確保できます。
一方職人Yには子供が3人いて、まだまだ学費がかかるため「自分のお小遣いがない」、と日頃から嘆いておりました。
なのでYはこの会社からの収入は自分の小遣いにすることを許されました。
他にも得した人物は?
実は、この新会社にはもう一人絡んでいる人物がいます。
職人Yの「父」です。職人Yの工房の切り盛りをしているのはこの父なのです。
Y父は、初め反対でしたがYの工房へ売り上げの何%かを払うことでOKを出しました。
Y父も工房に新たな収入源を確保したのです。
どのような金額が動いて、どれくらいの金額が売り上げに上がっているのか詳しくは聞いておりませんが、最近では結構売れているらしいです。笑っていたいので、それなりなのでしょう。
「サラリーマンS」と、「職人Y」と、「Y父」3人がそれぞれ別の収入を得ることに成功したのです。ダブルインカム成功。
商品のブランド化が加速
Yの商品は元々料理人や、海外のお客様から問い合わせがボチボチあり、TVなどからも度々取材を受けていました。
新会社設立後は工房で体験教室を開いたり、色々なアイデアで頑張っています。
そうして、ジワジワと売り上げを伸ばし、毎月一定数の売り上げを確保できるようにまで成長したのです。
職人Yの名前や商品の価値が上がってきたので、注文数が増えて大変になってきたようです。
このような特殊な分野では、後継が出来にくいのですが(子供3人女の子)、その分希少価値が高まり、うまく乗れば大変価値の高いものへと変容するのですね。
問屋からも嫌な顔はあまりされず、むしろ買い取り価格を少し上げてもらえた、なんて言ってましたから。関係は良好のようですよ。
良い賞品としてブランド化されていくと、このように作り手も強く出られるわけだし、サラリーマンSも自分の経験が活かせて、よかったですよね。
うちの夫まで…?
実は私の夫にもはじめ話を持ちかけてきました。夫を含めた3人は高校の同級生であり日頃から連んで飲みに行ったりする中です。
でも私の夫は、友人同士でお金が原因で揉めたりするのが嫌だから、という理由で断りました。
夫の会社は製造業で、実はレーザーを打てる機会を持っているんですよ。で、その商品にレーザーで依頼主の名前を彫って欲しいと頼まれたこともありました。
でも、それも夫は断りました。
大量に同じ名前を打つわけでないので、コストがかかるし、間違えたら品物への代償の値段が高すぎるからです。
とまあ正直私も友人同士というのは、ちょっと気になっていたので、断ってくれてよかったと思っています。
また、サラリーマンSと、職人Yの仕事内容がうまく分業できていたのも、成功の秘訣だったかな?と思ったりもします。
ではまた。
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